静岡県消費者団体連盟

会長 小林昭子さん

静岡県東部・中部・西部の市町にある24団体で構成され、主に「消費生活センターの紹介」や「トラブルの対処法」を地元に根ざしたきめ細かな活動で県民に伝えている。行政では発見しきれないトラブルに関しても目を配り、相談窓口に行きづらいと思っている人も、隣の知り合いに気軽に話してみる感覚で相談できるネットワークを形成。「気をつけよう! うまい話に 落とし穴」「 ノーといえない あなたが狙われる」をキャッチフレーズに、地域のコミュニティなどへ出向き、替え歌やミニコントなど分かりやすい形をとって事例を紹介し、消費者トラブルの未然防止対策や啓発に取り組んでいる。

ホームページ http://www.shizu-ca.jp/
所在地 〒420-0853 静岡市葵区追手町9-18 静岡中央ビル6F
電話番号 054-251-3586
アクセス JR静岡駅より徒歩5分

断る勇気と困ったことは相談する勇気

消費者の立場で活動しているため、悪質商法のさまざまな事例収集力があり、トラブル解決のための道しるべとなる事例を多く持つ。消費生活センターに行くよう促したり、場合によっては警察に相談することをすすめたり、各々の地域で活動する人たちは、「他人のことを他人事と割り切らない」善意の結集とも言える。アダルトサイトのトラブルに巻き込まれた大学生がいた。「3万円未満は無料」というコピーにつられて使用したが、後日、脅しまじりの請求が続いた。困った大学生とその母親は地元の消費者団体のもとに。消費生活センターや警察に相談するようアドバイスをし、事なきを得た。「払う必要はない。毅然とした態度で断わる」ことが大切です。

手口は巧妙で人目に付かないところに

空き店舗などを利用して、次々と場所を変えながら在宅高齢者を主なターゲットに行われる催眠商法。近頃ではわかりにくい一般民家の奥まった部屋で行われることもあるという。近所の人に「◯◯さんの家に集まってね」と声をかけ、日用品を無料で配布または格安で販売。最後に健康機器やふとんなどの高額な商品を売りつけられる。いざクーリング・オフしようとしても、業者とはすでに連絡がつかなくなっている場合があるという。「まずは出向かないように気をつけてください。うまい話には落とし穴があるので、ご近所さんを誘って出かけるのではなく、『怪しいから行かないように!』と声を掛けあってください」と呼びかけている。“声掛けで なくそう被害 地域から”

地域みんなで助け合いましょう

消費者の立場で活動しているため、悪質商法のさまざまな事例を目の当たりにしていることも多い。最近のマルチ商法には、単にもうけ話ばかりではなく「仲間・ネットワークづくりになりますよ」「仲間の方の生きがいになるから、人の役に立てるんですよ」とか、親世代には「もし親に不幸があった時には十分な奨学金が出ますよ」とか、子供を想う親の心をくすぐる手口もあるようだ。高齢者が多く集まる「いきいきサロン」などへ赴き、消費者トラブルに巻き込まれないよう、県民一人ひとりのつながりを強くすることの必要性を説き、オリジナルのミニコントや替え歌でトラブルの事例や断り方を親しみやすく伝える。「万が一、被害にあってしまった時は、恥ずかしがらずに周りの人に伝えるとともに、消費生活センターや警察に届けてください。それが他の誰かが引っかからないための人助けになりますから」。“伝えよう! あなたの体験 他の人救う”